曇って時々雨と強い風、朝には氷がはる寒い日にあの白鳥を見に行ってきた。 殆んどの仲間は渡っていったろよ。 右の白い塊の様になっているのが、羽が折れ曲がっている白鳥、傷ついたこの白鳥だけがいつも首を羽の方に折り曲げて休んでいた。 羽以外にも傷ついていて弱っているのかもしれンな。 左が親であとの二羽は兄弟?姉妹?兄妹か姉弟だと思うし、 沼の水も凍り雪が降って食べる物も無くなるし、キツネやアライグマなどに捕捉されてしまうか衰弱餓死の運命だ。 親と兄弟白鳥はどうするんだろう、それが一番知りたい ギリギリまで傍にいて傷ついて飛べない一羽を置いて渡るのか、それとも考えずらいが最後まで付き合って死を共にするのか? オレが親白鳥だったら オレがこの傷ついた白鳥だったら オレが兄弟の白鳥だったら と考えてしまう。 折れ曲がった羽が抜け落ち壊れた傘の様になってきている。 この沼までは家族元気に飛んで来たのは間違いない ここで襲われるか、鴨撃ちの散弾が当たったかぁ? 最初は釣り糸でも絡まっているのかとも考えたが双眼鏡で見るとそれじゃない。 親鳥としては難しい選択をしなくちゃなんない 一羽を犠牲にしもう一羽と自分だけ渡る、それとも若く元気な方を行かせ 最後までもう一羽に付き添うか。 写真に撮らなかったが沼を泳ぎながら二度折れ曲がった翼と無傷の翼をバタつかせ滑空を試みていた。 「お前が親鳥ならどうする」って聞かれたら 「だったら傷ついた方だったら」 でも 「元気な兄弟の方だったら」と聞かれたら 「渡って行く」と答えれる。 新聞の天気予報では2~3日後から雪が入っている、その頃また行ってみるつもりだ。
by bacamasa2
| 2013-11-26 00:00
| 野生動物
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